ピアノは楽器の王様。
様々な楽器の音のイメージをピアノで表現出来たり、また、オーケストラ規模の音楽を
ピアノひとつで実現することも可能だったり、その可能性は無限大。
だからこそソロにおいてもアンサンブルにおいても幅広いジャンルで大活躍する楽器です。
しかしながら・・・
なぜかピアノソロでの昭和の歌謡曲(特に演歌)が本格的に演奏されることはあまりありません。
また、アレンジもそれほど楽譜として存在していないのが現状です。
私はクラシックピアノを幼少から学び、
その専門教育も受けてきた人間ではありますが、育つ過程には常に傍らに歌謡曲がありました。
テレビの歌番組は暮らしのBGM。
ランキングの動向や旬のアーティストの活躍に心躍らせているような子供でした。
歳月が経ち、昭和の時代が”懐かしい”と思える年齢になった数年前のある日
「あの名曲をピアノで弾いたらどんな風になるんだろう?」と思い立ち、音にしてみました。
これが「熱血昭和歌謡ピアニスト」の始まりです。
音楽はジャンルを越えて、良いものは良い。
それを私はピアノで表現したい。
昭和の名曲をピアノ曲にすることで、
その新たな魅力を引き出すことが出来たら・・。
五線紙に鉛筆で一つ一つの音を書き、
弾いて書いては消し、消して書いてまた弾いてみる・・・を繰り返していくうちに”編曲”として新たな命が宿るのです。
その過程が楽しくて熱中しているうちに
いつの間にかレパートリーも増え、
人前で弾かせていただくことも多くなりました。
生演奏のパワーを音楽会だけではなく
身近なところでもお楽しみいただけるよう
コンサートホールのみならず
ライブハウス、レストラン
老人ホーム、デイケアーセンター
また、各地の温泉旅館のロビーなど
様々な場所で演奏させていただいております。
「懐メロ」と称されるあの頃の曲たちを聴くと当時の思い出が鮮やかによみがえってきます。
それは皆様にとっても同じだと思います。
懐メロはそれを聴く人それぞれの歴史を呼び起こします。そしてそれがまたこれからの新たな歴史となっていく。
私のピアノがその架け橋になれたらこれほどうれしいことはありません。
渾身の演奏を通して皆様と感動を共有出来たらと思います。
皆様にお目にかかれますことをとても楽しみにしております。